次の春から夏にかけて花を咲かせ、種をつくる草花は「秋まき一年草」と呼ばれます。9月から10月にかけては種まきに適した時期ですが、咲き揃う草花をイメージしながら種をまき、開花までの過程を見守りつつ、手入れをすることも園芸の大きな楽しみの一つですね。
種子の発芽には温度が関係し、種にはそれぞれ生育に適した温度「発芽適温」(種袋を参考にして下さい)があり、適温でないとまったく発芽しないこともありますので、秋まきは、最低気温が適温になった時に蒔くのが目安です。
通気性・排水性に優れた肥料分の入っていない清潔な用土を使用*し、また、種まき後は直射日光・強風を避けた場所に置いて、発芽するまでは乾かさないように注意することが大切です。また、種子の発芽には光も関係しますので、それぞれの種によって覆土の量も調整が必要です。
*小粒の赤玉土やバーミュキュライト、市販の種まき用土などがおすすめです。