植物の寒さ対策

10月も中旬を過ぎるとだんだんと寒さも本格的になり、防寒対策のための暖かい上着が必要な気候となってきました。植物もまた、春に色鮮やかな花を咲かせるために、寒さに耐え、冬を越さなければなりません。来年の満開の春のためにも、植物に対する防寒対策をとり、大切な植物を寒さから守りましょう。

地面に植えられている植物は暖かい土面によって根が守られていますが、鉢植えでは、気温が鉢や用土に直に接するので、根は低温にさらされることになります。

鉢植え植物は非耐寒性の植物であれば、室内に取り込み、半耐寒性であれば軒下に移動させるとよいでしょう。また、地表の冷気が鉢に伝わり、根が長い間低温状態になるのを防ぐためにフラワースタンドなどを使い、鉢植えを地面より高いところにおくのも効果的です。

地面に植えられている耐寒性の植物は、腐葉土や藁、バークなどを使用して、土の表面を覆い隠すマルチングを行うと、地温の低下や土の乾燥を防ぐことができ、根にとって快適な環境を保つことができます。寒冷紗や不織布を直接かぶせるのも、寒風や霜から植物を守る有効な方法です。

 

寒さ対策