6月も後半となり、本格的な夏の到来まであとわずかとなりました。季節の変わり目で、気候の安定しないこの時期、まだ降り続く梅雨の雨対策と高温多湿対策をして、来たる夏に備えておきましょう。
雨が降り続く時期とはいえ、6月も後半になると雨間に照る日差しは強く、水滴がたっぷりついた葉の水滴で蒸れやすくなっています。蒸れると根腐れの原因になったり、菌が繁殖して病気にかかったりすることもあるので、こまめに間引き剪定や切り戻し*を行い、常に風通しと水はけの良い状態を保ちます。特に花壇やコンテナで植栽されている草花は、中央部が蒸れやすく病害虫の被害を受けやすくなります。中心部まで充分な風が通るように注意しましょう。
また、雨が続く日と強い日差しが降り注ぐ晴れの日が交互にくるようなこの時期は、水やりにもいつもより注意が必要です。地植え植物の場合、基本的に水やりは必要ありませんが、晴れの日が続き、用土の表面が乾いてきたら水をあげます。また半乾きの状態であっても、その後晴れの日が予想されるような場合は水やりをしておいた方がいいでしょう。 鉢植え植物の場合でも、表面が乾いたら水やりをするという基本は変わりませんが、梅雨の雨があたらないように鉢を庇の下や屋内などに入れて管理している場合、思うよりも乾燥している場合が多いので、注意して水やりを行います。
*豆知識「間引き剪定」「切り戻し」をご参照ください。