3月となり、本格的な春の訪れまであともう少しです。今年は記録的な暖冬となり、2月中旬には気温が20度近くに上がった日や、春一番が吹く地域もありました。例年のような寒さを見越して、植物の寒さ対策を行った場合は今から春に向けて少しずつ、片付けていきましょう。
まずは、植物の寒さ・風よけ対策のマルチングですが、3月中旬頃までには取り外しておきます。保温効果があるマルチングをそのままにしておくと、新芽が成長する速度は早まりますが、気候が不安定な早春は寒の戻りなどがあるので、新芽が再び寒さの被害を受け、生育に問題が起きることにも注意が必要です。また、芽の周囲や土に太陽の光を充分にあててあげるためにも、冬に施した他の装備も春が来る前に取り外しておきます。
また、鉢植えの寒さ対策として、非耐寒性植物を室内で管理されていた場合は、急激な温度変化や葉の日焼けを避けるために、徐々に外の環境に順応させていきます。4月中旬頃までは室内の日差しのあたる場所で、日差しが強い場合は、室内の半日陰の場所で管理します。日差しが強くない日中に戸外に出しても問題ありませんが、まだ気候が安定しない3月中の寒い日は、引き続き室内で管理しましょう。