季節のお花紹介(7月)

7月となり、もうすぐ梅雨明けを迎える時期となりました。梅雨明け後はいよいよ本格的な夏となり、植物にとっても厳しい気候が続きます。花壇で見られるような園芸植物の中には、原生地と異なる高温多湿の気候に耐えられず、枯れてしまうものある中で、日本の気候に順応し、真夏の暑い時期にも花壇を彩ってくれる品種は貴重なものと言えるでしょう。

中でも、「千日紅」は熱帯アメリカ原産だけあり、高温だけでなく乾燥にも強く、夏から秋までの間、色鮮やかな可愛らしい花を咲かせます。千日紅の「花」に見える部分は、「苞葉」と呼ばれる蕾を包み保護していた葉の部分なので、ドライフラワーにしても色があせにくく、「千日紅」という名前のとおり、色褪せない綺麗な花色を長期間楽しむことができます。

*高温多湿・乾燥に強い半面、過湿を嫌います。水はけの良い状態を保ち、水のやりすぎには注意しましょう。