毎年5月6日前後*には、暦の上での夏の始まり「立夏」となります。この時期は、春に開花した花々が終わり、初夏から夏にかけて咲く花々への移行期間でもあります。春に花壇を彩ってくれた花々を整理し、夏花壇への準備を進めるのに適した時期ですので、いまの時期に植え付けて、初夏から夏、そして秋までの長い間、花を楽しめる品種を花壇やコンテナに加えてみるのもおすすめです。
花壇や鉢物の花として馴染み深い花のサルビア、ペチュニア、日当たりの悪い場所でも開花するインパチェンス、斑入りの葉で花壇に変化を加えることもできるランタナなどは、どれも開花期が長く、比較的育てやすいのが特徴です。どの品種も様々な園芸品種が作られているので、咲き方や色などのバラエティに富み、すでに花壇にある他の花々とのバランスもとりやすいので、新たに加えやすい利点もあります。
ランタナ、ペチュニアは耐暑性が強いので、夏越えも容易ですが、サルビア、インパチェンスは、高い湿度と直射日光に弱いので、こまめな剪定で風通しをよくしたり、真夏の強い日差しの下では「半日陰」になるような場所に植栽するか、鉢植えの場合は移動させたりして管理するといいでしょう。
*今年の「立夏」は5月5日です。