みどりと花のボランティア花壇見学会
港の見える丘公園~山下公園~里山ガーデン
5月20日(土)
少し早めに初夏が訪れたようなこの日、日ごろからお世話になっているボランティア団体の方たちと一緒に第33回都市緑化よこはまフェアに出かけました。このような花壇見学会は、今年で2回目を迎え、毎年多くの方たちに参加していただいています。今年は、24団体40名の方が参加してくださいました。皆さんとこのような形で交流できることが私たちにとって大きな励みになります。

午前9時、横浜を目指して出発。1時間ほどのバスの旅です。せっかくの機会なので、グループ紹介をしてもらいました。日々花に接している方たちです。自己紹介にちょっとした花のエピソードを挟んで次の人にマイクを渡していきます。これまではグループ名しかしらなかった方たちも多かったはずですが、ぐっと距離が縮まったようです。
最初に訪れたのは、港の見える丘公園です。庭園広場を抜けて、少し歩くとローズガーデンが目の前で広がります。ここでは、たくさんのバラが満開で迎えてくれました。ゲートにからんでいるのは、クイーンメアリー。淡いピンクのはモス・ローズでしょうか。深紅、ピンク、そしてフラッシュイエローのバラが緑のドームを彩っています。沈床庭園は、その名の通り床が少し沈んでいます。ここにバラの香りがたまる構造になっているんですね。胸いっぱいバラの香りを吸い込んでる人もいます。皆さん、思い思いに満開のバラを楽しんでいるようです。
ガーデンを歩きながら、奥先生がバラの育てるときのポイントを教えてくださいます。バラは育てにくい花という印象がありますが、きちんとルールを守れば、それに応えて綺麗な花を咲かせてくれます。先生の話を聞いているうちに、ボランティアの方たちの表情がほどけて柔らかくなっていきました。もしかしたら、これから品川区の花壇にバラが増えるかもしれませんね。

港の見える丘公園を後にして、山下公園へ。ここでも素敵なバラ園があります。バラ園の向こうでは、咲きはじめたチューリップが多くの人を集めています。少し早足で見て回り、未来のバラ園の前で記念撮影。バスに乗って里山ガーデンに向かいます。
里山ガーデンは、「緑豊かな横浜」をコンセプトに四季の花々を身近に感じてもらえるように設計されています。見どころのひとつは、横浜産の花々で飾られた大花壇です。パンジー、ビオラやペチュニア、チューリップが1万平方メートルの花壇を埋め尽くしています。ボランティアの方たちは、写真を撮ったり、しゃがんで花弁の中までのぞき込んだりしています。中には、休憩しているガーデンのスタッフに声をかけている方も。ガーデニングについて質問しているのでしょうか。

大急ぎ3つの会場を回りましたが、帰りのバスでも話題は花のことばかり。この日の成果が種となって、品川区の花壇に、色とりどりの花を咲かせてくれる日は、そう遠くないことでしょう。