初夏のボランティア支援講座が行われました その2

イベント 初夏のボランティア支援講座 その2

日時 6月10日(土)

場所 しながわ中央公園

奥先生の話に耳を傾ける参加者の皆さん

花壇での作業を終えると、今度は害虫対策とアサガオの育て方です。代表的な害虫であるコガネムシの処理をどうすればよいのか、効果的な薬は何なのかを先生が丁寧に説明しくれます。梅雨に入れば、薬が雨で流れてしまうこともあります。天気を計算に入れて、薬を撒かなくてはいけないのです。そのほかにも、ナメクジやダンゴムシなどの処理方法を皆さん熱心に聞いていました。

害虫駆除のレクチャーが終わり、次はアサガオの育て方についてです。先生から、参加していただいたボランティアグループに何種類かのアサガオの種をプレゼントすることが伝えられました。夏を前に、花壇のいろどりが、鮮やかになりそうで、皆さんの顔がほころびます。

アサガオは江戸時代から多くの人に愛されている花です。種類もたくさんあって、夏の暑さを忘れさせてくれる爽やかさを感じます。皆さんも小学生のときに育てた方も多いのではないでしょうか。

植え替えたアサガオの苗を前にガーデニングのコツを説明する奥先生

奥先生は、アサガオを育てるときの注意点がいくつかおっしゃいます。最も肝心なことは、種の扱いです。アサガオの種は、硬い殻に覆われており、発芽しにくいのです。ですので、発芽しやすくするために、芽切りといって、種の殻をほんのすこし傷つけておくのです。といっても、直径2、3ミリの種に、爪切りの刃で少し傷つけるだけ。発根部を傷つけないように気を付けましょう。

種を蒔くときも注意が必要です。深すぎても、浅すぎてもダメ。1・5から1・8ミリの深さが適正です。植える際には、より正確を期するために、割りばしなどでしるしをつけて、それを土壌に刺して、深さを測ることがよいようです。種も、発根部分を下にしておく必要があります。小学生が育てているから簡単に花を咲かせることができると思いがちですが、意外に手間がかかるんです。それだけに、大輪の花を夏空に咲かせたときの喜びはひとしおです。

 

皆さんも、この夏、夏空を鮮やかに色づけてくれるアサガオを育ててみてはいかがでしょうか。