冬期のお手入れー害虫対策ー

 

冬期は多くの草花が春の生育期に備えて「休眠期」に入りますが、樹木もまた11月下旬頃から、春の芽吹きに向けて植物の根が活発に活動しはじめる2月の中旬頃まで「休眠期」に入ります。しかし、カイガラムシ類などの害虫は周年で活動し、葉が落ちた後でも木の幹枝に卵を産み付けるので、冬の間に薬剤を使って殺菌しておくと、翌春の大量発生を防ぐことができます。

使用する薬剤には、適用害虫の範囲が広いスミチオン乳剤・オルトラン水和剤の他に、  薬剤の膜で害虫を包み込み、窒息死させることで駆除するマシン油乳化剤などがおすすめです。特にマシン油乳化剤はカイガラムシ類の害虫に高い効果を発揮します。

これらの薬剤は毒物、劇物に該当しないので、ホームセンターなどで購入することができ、手軽かつ効果的に害虫を予防することができます。製品ラベルに記載されている適用病害虫・樹種を確認し、使用上の注意など記載内容に従って使用しましょう。

 

主な分類表です。製品ラベルの適用病害虫・樹種を確認してください。