基本的な園芸作業の一つ「水やり」ですが、「水やり3年」と言われるほど、上手な水やりは意外に難しいものです。水やりは植物や用土の種類などによって、適切な方法で行うことが大切ですが、冬の間は特に注意が必要です。
冬は、気温が低いので水分の蒸発量が減りますし、休眠期に入って根が水を吸いあげる力が弱まる草花もあるので、水やりの回数を減らします。
鉢植えの場合は、鉢内の水分が残っていると凍結による根腐れや害虫発生の原因になるで、室内外で管理するどちらの鉢の場合も、夕方までには鉢の表面が乾くように、午前中の暖かい時間帯に水やりを済ませます。
外植え植物の場合は、水分を吸収できる領域が広いので、基本的には雨水だけで充分なのですが、植物の種類や天候の状況によっては、水やりの必要性があります。雨の降る日が少ない場合や葉をつけている植物には、鉢植え植物と同じように夕方くらいまでに水やりを済ませます。その際は、寒風で葉についた水が凍って凍傷になることもあるので、葉に水がかからないように注意しましょう。
