今回ご紹介する支給資材は花壇作りに欠かせない「用土」です。
支給資材としてお届けできる用土は、培養土、腐葉土、赤玉土、鹿沼土などがあります。
培養土とは、植物の栽培に最適な土を混ぜあわせたものです。中には、速効性・緩効性の肥料を加え、より手軽に利用できるように改良されたものもありますが、明確な配合基準がないので、配合内容、使用されている肥料の種類などをよく確認することが必要です。
汎用性の高い培養土は、通気性・保水性・保肥力のバランスがとれていて、ほとんどの植物に使用することができます。この培養土をもとに特徴をもった土を混ぜあわせ、それぞれの植物の性質に適した土をつくり、生育に理想的な環境を整えることが大切です。
腐葉土は、主に落葉樹の葉を発酵させてつくる用土で、土の団粒構造を改善して通気性や保水性を高める効果があります。また、土の有機微生物を活性化させるので、土の再生や植物の越冬対策に使用すると効果的です。
赤玉土・鹿沼土はどちらも火山由来の土で、肥料分がほとんど含まれていないため、菌類の発生もほとんどありません。どちらも通気性、排水性、保水性にすぐれた土です。 鹿沼土は強い酸性土のため、酸性を好むツツジ科の植物などの栽培時に使用するのが適しています。
赤玉土は、粒上の形状が崩れると粘土状になり、排水性が落ちますが、弱酸性なので非常に使いやすい土です。基本となる培養土とともに適度に混ぜ合わせて使用すると、通気性や排水性を向上させるので万能用土として活用するといいでしょう。