宿根草の植え込み準備

2月も後半となると、寒さもだんだんと和らぎ、春の気配も日ごとに感じられるようになってきます。本格的な春まであともう少し、花満開の花壇への期待も一層高まっていきます。

春の発芽前のこの時期は、来る春に行う宿根草の植え込み準備をしておくのもいいでしょう。宿根草は、数年またはそれ以上の長い間生育を繰り返すので、一度植え込んだ後は花壇を掘り返して土を再生したり、植え替えのために土を入れ替えるなどの大規模な手入れが難しくなります。また、生長期間が長いので、肥料も持続性のある肥料を植え込み前に元肥として施しておきます。

元肥を施す前段階として、大きな石や草木の根を取り除き、土の酸性を中和するために、苦土石灰を土に混ぜ込むように播き、土を掘り起こして寒さにあてておきます*。その後、堆肥と緩効性の粒状化成肥料を花壇全体に元肥として施し、肥料と土がよくなじむまで、そのままにしておきます。春の植え込みの適期まではあともう少しあるので、十分に余裕を持って、準備を進めておきたいですね。

*土づくりに関しては、お手入れ豆知識/「春に備えての土づくり」「春に向けての準備②」をご参照ください。